こんにちは、はじめまして。ディレ協関西支部のぐーたら担当しんがきです。5月24日に開催した「0からのWebディレクション講座@関西(制作・開発編)」のレポートをお届けします。
直近のわたしの検索ワードは「早起き コツ」。このページをご覧になる直前、みなさまは何を検索されたのでしょうか? わたし気になります!
さて、今回はゼロディレ設計編@関西でご協力いただいたTAMさんの会場から大ジャンプして、京都は烏丸Oinaiで開催。実はここ、関西事務局が産声を上げたメモリアルプレイスなのです!
第2弾となる「制作・開発編」の講師は、Webキャンパス「schoo(スクー)」でも登壇されている株式会社リンケイジアジャパンの小嶋裕亮さん。
これまで数多くのプロジェクトを成功に導いてきた「現場感あふれる技術・考え方」を徹底的に解説していただきました。
要は何よりも“コミュニケーション”である
“ディレクション=コミュニケーション”とはどういうことか。
仕様設計や開発管理、品質管理などディレクターの業務はさまざまありますが、最終的に最も注力すべきは「全体把握」であり、そのために一番有効な手段が「コミュニケーション」だということです。当然のことであり何気なくこなしているようで、難しい場面はいろいろあります。
たとえば大きなチームだったり、複数のプロジェクトが並走したりする場合は丁寧にコミュニケーションを重ねることが難しくなりますが、そういったときこそ密なコミュニケーションを意識してとることが必要となります。
なぜかと言うと
- 作業担当者が判断に迷った時、相談できずに進めてしまい、依頼内容と異なる成果物ができてしまい、結果やり直しが発生する。
- 誰がいつまでにどこまでやったら良いのか判断できず、作業の重複や、宙に浮いた作業が発生する。
などの事態が起きやすくなり、スケジュールに余裕がなければ即命取りになります。そこでチームメンバーがそれぞれ情報をきちんと共有していれば、適任者へスムーズに依頼しやすくなるのです。
万が一のときのためだけでなく、日頃からスムーズに進行させるために、組織や役割が異なっていても、業務内容の共有が必要なのです。
また、業務内容を共有していればそれでいいというわけではありません。日頃から何気ない雑談を大事にし、どんな些細なことでも、感情的になる場面でも、きちんとメンバー同士がつながることが肝心です。
コミュニケーションと一言にすると当たり前のようですが、当たり前だからこそそれを心がけるかどうかでまったく状況は変わってくるのです。
“コミュニケーション”をどう学ぶか
しかしながら「コミュニケーション」ってどうしても抽象的ですよね?
そこで今回取り組んだのが「ベテランと新人のデザイナーに、とあるサイトのトップページのデザインをワイヤーフレームを用いて依頼する」というテーマのワークショップ。
ディレクターだけでなく、学生やエンジニアなどさまざまな職種の方がその垣根を越え、具体的にデザイナーを想像しながら真剣に向き合いました。
今回のまとめ
- 全体把握に一番効くツールは、「コミュニケーション」
- プロジェクトのボトルネックは「伝える部分」で起きるので、しっかりコミュニケーションを構築すること
- いかにしてコミュニケーションを構築するかがディレクターの力量と言える
これらのことを学ぶことができたのではないかと思います。6月21日にはゼロディレ@関西編の運用編も終了し、関西でのゼロディレもようやく設計から運用まで1周しました!
これからもディレ協関西支部はイベントを開催予定ですので、ぜひお楽しみに。