【レポート】ゼロからプロになるためのディレクション講座【制作開発編】@名古屋

こんにちは!中部支部事務局の山中です。

11月16日(土)に開催された、「ゼロからプロになるためのディレクション講座【制作開発編】@名古屋」のレポートをお届けいたします。

9月21日(土)・10月19日(土)に開催された入門編に続く第3弾となる『ゼロからのディレクション講座』@名古屋。第3回の参加者のうち94.4%がリピーターという驚異的な数字を叩き出す結果となりました。ご参加頂いた皆様、本当にほんとうにありがとうございました!
ではさっそく、イベントの内容をレポートと参ります。

オープニング

講師は中井美緒さんが担当。ご本人の自己紹介とディレ協とはというお作法通りの内容からスタート。ただリピート率が高すぎるゼロディレ第3弾。ディレ協については短めに切り上げ、ご本人の自己紹介に場が和む鉄板ネタを披露していただき、笑いに包まれた穏やかなムードのオープニングとなりました。

はじめに


今回のテーマは「つくる際にどう動くべきか、そのために何を考えるべきか」。これらに答えを出していくために、時代背景を知ることから本編がスタート。

時代は制作から開発へと必要性が変化していること、制作と開発という言葉の定義などを経て、サービス業務を提供しているという意識を持つというマインドの大切さに講義は流れるように展開。

変化の激しいテクニカルな話に注意が向きがちですが、どんなに時代や技術が変わっても自分がどんなマインドでいるのか意識できる人でありたいものですね。

ミニワーク

お次は、自己紹介を兼ねたミニワークへ。おススメのアプリやサービスを挙げ、その便利さとしくみをまとめるというワーク。セミナー会場にある壁一面のホワイトボードを利用してチーム別でまとめ、発表していただきました。

その結果、約30の便利なアプリの特徴としくみが発表されました。「ディレクターが選んだ本当に使えるアプリ30」などのタイトルで記事にまとめられそうなレベルの使える情報満載の発表でした。

「便利なサービスがたくさんあるね」と軽い雰囲気になりかけたのですが、中井さんがしっかり場を引き締めてくれました。

「このワークだけじゃなくて、日々の生活の中でいろいろなサービスを『便利だな』で済まさないよう意識してほしい。どうやって開発しているのか考えるクセをつけて欲しい。しくみを考えて欲しい。」とのコメントいただきました。

仕事中だけじゃなく、日常生活の中でもしくみを考えること大切ですね。

開発する

ミニワークを終えてからは開発のフェーズの流れ、工程を実在の案件資料をみせながら講義してくださいました。参加者のみなさんがグッと身を乗り出し、真剣な目線で資料を食い入るように見つめているのが印象的でした。

開発案件の工程は膨大ですが、これらのタスクをこなしていくのがディレクター。案件を進めていくための知識として、準委任契約・請負契約・ウォーターフォール型・アジャイル型など専門用語がポンポンと飛び出すので、難しいと感じる参加者もいらっしゃったようです。

しかし、案件をスムーズに進行させるために、ぜひ身に着けてほしい知識でもあります。その重要度はサポートとして会場へ来ていた中村会長が思わず黙っていられずに登壇する一幕があったほど。きっと大切さは開発経験がない方にも伝わったはず。

ワークショップ

ワークショップではHTML制作のお仕事が直受けで来たと仮定し、最初の25分でWBS、残りの25分で見積を作成するという内容に取り組んでいただきました。

どんな案件かは各班で決めるということでしたので、まずはどんな案件か簡単な企画をする段階からワークするとなりました。

普段の業務で新規案件の企画経験や見積経験が少ない参加者にとっては、少々難易度高めのワーク。経験者がリードしてワークを各班進めていらっしゃいました。

そんな中、各班の様子をみて中村会長が「普通のコーポレートサイトばかりじゃ面白くない。HTMLを使ったサービスはもっと多様な展開ができるんだからもっと自由に捉えて!常識にとらわれるな!」とアドバイスが。

参加者からは「難易度があがるなぁ」とか「それはそうかもしれないけど」といった声がバラバラとつぶやかれましたが、より面白い役立つサービスを意識して取り組んだ結果、実用されたら使ってみたいと思えるレベルのアイディアの見積が発表されるレベルにまで到達。

マインドを変えると成果物のレベルが変わるのを目の当たりにできる貴重な経験となりました。

まとめ

今回のセミナーでは参加者が頭をフル回転させるワークの他、なかなか見る機会のない他社の見積資料をみたり、今、困っている具体的な悩みを講師に質問できたりと貴重な体験満載のセミナーとなりました。

開発案件の経験や、見積をしっかり作る経験が浅い方にとっても、すでに経験を積んでいる方にも何か学びを持ち帰っていただけたのではないでしょうか。

そして恒例のミートアップ。今回も皆様お疲れ様でした!

ディレ協@名古屋ではこの他にも様々なセミナー・イベントを企画中です。みなさんからのリクエストや登壇したい!という希望お待ちしてます。