はいこんにちはディレ協会長の中村です。2014年最初のイベントとなった『Webディレクターズハッカソン(ディレクソン)』
わずか数時間でヒアリングから企画立案&提案まで持って行こうというド短期企画ワークショップイベントです。
今回はその中で改めて感じたヒアリングの重要性や、実行した時のイメージ共有などについて反省がてらまとめてみたいと思います。
提案の品質とはなにか?を実感として感じられたイベント
今回のイベント内容は「その場でCu-hackerという予定調整ツール(Web&アプリ)の概要を聞いて、プロモーション用のキャッチコピー案とバイラル展開案をプレゼンするまで持っていく」という短時間の企画・提案型ワークショップ。
実質的な考察・資料作成時間は3時間ちょい。ぶっちゃけ難易度高めでした。
が、実際にやってみるとまぁ出るわ出るわ超具体的で効果的(なんじゃないかと本気で思える)提案の数々!
以下は僕の印象となりますが、全体的にこんな感じの特長があったように思います。
- ワーク中の質問回数が多い所ほど提案品質が高い傾向があった
- 全体でのブレストではなくファシリテータと提案作成者を分けたチームがうまく提案を作れていた
- シンプルに「課題はなにか?」を考え「解決には何が必要か?」を考えたチームが多く、全体として提案が面白かった
- 実際の提案内容実施時を明確にイメージさせたチームの提案ほど評価が高くワクワクさせられた
と、まぁこんな感じでしょうか。
今更だけどヒアリングと実行イメージの重要性を再認識
まぁ言ってしまえば当たり前のことなんですが、「何がやりたいのか良く聞く」ことと「課題は何か?」をシンプルに見ること。
そして「課題解決のために何をやるべきか?」を明確に提案することこそが大事だよねぇと再認識させられました。
提案に自信を持つことと客観的に疑うこと
そんなこと常識だろ!と思っていながらも、実際に案件やプロジェクトになるとついつい「こうだろう」「こういうことに違いない」と思い込んで提案を作りこんでしまうケース、あると思います。
で、それでも下手したら通ってしまうこともあるので、ちょっと勘違いしてしまう事もあるのかもしれません。
「この提案(考え方)はきっと正解だ」と。
いや別に自信を持つこと自体がダメってことでは無いんですが、同じ条件の元で他のディレクターが考える全く別の提案を聞き、課題発見のプロセスを学んだり盗んだりするのはとても楽しく、また多くの反省を僕自身にもさせてくれたと思います。
実感したのはチームで考える楽しさとスピード感
ワークショップを行うたびに感じることでもあるんですが、やっぱり一人でやるよりずっと楽しいし早いしワクワクするなーと感じましたね。
今回はいわゆるWebサイトではなくWebサービス。しかもアプリまで絡むとあって難易度高めだったはずなんですが、とにかく提案作成までが早かったです。
普通に一人でやったら数日から一週間くらいかかるような課題発見~解決提案までをものの数時間で完成させられた上、全く辛くないどころか楽しかったってのはやっぱり驚きでした。
何度やっても面白いですし、こういうスタイルがどこの現場でも採用されるようになってくれたらいいなぁ。なんて思いますね。
また来月もディレクソンは開催予定ですんで、ディレ協情報をチェックしておいてくださいね。